職業能力開発促進法ってなんですか?
こんにちは!スタッフの桜庭です👧
今日は、
キャリアコンサルティングを受けたいけど…そもそもよくわからないな
という方向けの記事です。
本年10月1日より、職業能力開発促進法が一部改正される方向で進められています。
【職業能力開発促進法の一部改正】
●キャリアコンサルティングの機会の確保➔令和4年10月1日施行
事業主が雇用する労働者の自発的な職業能力開発および向上を促進するため講ずる措置として行うキャリアコンサルティングの機会の確保について、職業能力開発および向上の促進に係る段階ならびに労働者の求めに応じて行うこととし、また、キャリアコンサルタントを有効に活用するように配慮するものとする
これってどういうことなの?
という心の声をキャッチして、ざっくり触れていきたいと思います。
10秒チェックにご活用頂けましたら幸いです。
とっても簡易に説明すると、
『キャリアコンサルティングを受けたいと希望する従業員への機会の確保と配慮をしましょう』ということです。
そもそもこの『職業能力開発促進法』とはどういったものなのでしょうか。
職業能力開発促進法のポイント
労働者
➔➔➔自発的に職業能力の開発・向上に取り組むこと
事業主〈努力義務〉
⇩
- 労働者が自ら職業能力の開発・向上に対する目標を立て、そのための能力開発を行うことを支援
- 熟練技能の習得のために、関係する情報を体系的に管理し、提供することを配慮義務と規定
- 必要に応じて講じる措置…労働者にキャリアカウンセリングの機会の及び提供を行う
ざっとまとめますとこういったことになります。
さて、ここで出てきました【キャリアカウンセリング】。
弊所ブログでも度々触れさせて頂いておりますが、そもそもどんなものとして規定されているでしょうか。
◎労働者の職業選択や職業生活設計、職業能力の開発・向上等の相談を受け、アドバイスや指導を行うことをキャリアカウンセリングとする
とされています。
念のため触れておきますと、キャリアコンサルタントは国家資格です。
既定の知識を修め、国家試験に合格し、正式に登録した者だけがキャリアコンサルタントを名乗れます。
昨今、様々な似た名称の民間資格が作られており、難易度も様々です。
ここはどうぞお間違えなきようご注意ください。
参考資料
⇩厚生労働省職業能力開発局「職業能力開発関係資料集」⇩
Microsoft PowerPoint – 【参考資料2-1】最新版資料集① (mhlw.go.jp)
どういうことが目的なの?
⇩
労働者の職業能力を向上させること
なぜなら
労働者の地位の向上と職業の安定は、経済と社会の発展につながっていくから
という考えから、
『職業能力開発促進法』は策定されました。
そしてこれが実現されるためには、
◎労働者自らも自身の職業能力を向上させるために取り組む
◎事業主は労働者の職業能力を向上させるために様々な方向から支援を行う
こういったことが必要ですね、という内容です。
このことは、まだ完全に周知されていると言い難い部分もあり、特に中・小規模の事業所では知られていないというケースも見受けられます。
お気軽にご相談ください
弊所では意識向上のセミナーはもちろんのこと、関連会社には実際にキャリアコンサルタントも所属しており、様々なケースのご相談に対応できるようご用意しております。
より良き環境作りをお考えの際は、どうぞお気軽にご相談ください。
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