労務の話題 “上がった?実際は…?“
こんにちは!スタッフ桜庭です👩🎓🌸
今日は、気になる『賃金』についての話題です。
厚生労働省は12日、今年の中小零細企業の賃金上昇率が1.5%だったことを明らかにしました。
コロナ禍の影響を受けた昨年は0.4%まで下がりましたが、今年は24年ぶりの高さとなったと報道されました
ですが、
同じく今月の厚生労働省の別の発表では、実質賃金1.8%減少、2ヶ月連続の減少となったと発表されてもいます。
5月の毎月勤労統計調査(速報)によると、実質賃金は前年同月比1.8%減となり、2ヶ月連続の減少となりました。
※実質賃金とは
→労働者1人当たりの平均賃金を示す原給与総額(名目賃金)に物価変動を反映した数値
名目賃金は5ヶ月連続で上昇していましたが、物価の上昇が名目賃金を上回る結果に。
こういったことが長期的に続いていくと、ライフプランの大幅な変更を強いられてしまい、大きなストレスにつながることも。
小規模事業から順次規模を拡大していった経営者さんが、賃金の課題を抱えたまま運営してしまい、後々の離職率の高さにつながってしまったケースも報告されています。
賃金の額面決定は簡単なことではありません。
実質賃金と名目賃金のバランスを考慮していくことは、従業員の満足や、業務への集中力向上→ひいては生産性の高さにつながっていく大切な要素です。
それを踏まえていても、
会社の状況と、就労者側のニーズのバランスは、片手間で調べ切れるものではありません。
アナログ時代、
「うちの業務では最低でも〇〇人は確保しないとならないので、賃金の額面は上げにくいんだよ…」
というお声も珍しいものではありませんでした。
ですが、現在はすでに新しい時代。
職場に合ったITツールの導入やシステム開発などのDXによる対応で、以前よりも少数精鋭化できる業務・職場が増えたと言えます。
「DXはうちの職場では無理」
「デジタル化できるとこなんか何もないよ」
数年前まではこう言っていたかもしれませんが、
果たして現在もそうでしょうか?
技術も価値基準も日進月歩
●求人を出しても人が集まらない
●教育が間に合わない、定着率が悪い等で常に人手不足
●資金不足で人手を増やしにくい
●成果を上げたいが改善の仕方がわからない
こういった課題を慢性的に抱える場合も、解決の道が開ける場合はあるものです。諦める前に、どうぞ弊所までご相談ください。
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