労務の話題〜下半期、忙しくなる前に見直しを〜
こんにちは!スタッフ桜庭です。
本日は労務の話題です。
厚生労働省が取りまとめた令和4年度の「過労死等の労災補償状況」で、精神障害に関する労災請求件数と支給決定件数が前年度に続き過去最多を更新したことが分かりました。
●請求件数は前年度よりも300件以上多い2683件
●支給決定件数は80件以上増えて710件
に達しています。
業種別では、請求・支給決定ともに
医療・福祉、
製造業、
卸売業・小売業
の順に多くなっており、
心理的な負荷を与えた出来事では、
「上司等から、身体的攻撃、精神的攻撃等のパワーハラスメントを受けた」
が最も多いと報告されています。
厚労省はパブリックコメントの募集を経て、今年秋ごろをめどに精神障害の労災認定基準を改正する考えです。
労務管理は過労や精神負担を軽減させ、労災を防止するよう見直されているでしょうか?
夏季休暇が入る時期やその前後、職種によっては業務のペースを一時的に通常より緩やかにするタイミングがあるかも知れません。
また、猛暑日、酷暑日の対策や、災害時の対策でも適切なマニュアルや管理職への指導は行き届いているでしょうか。
下半期を見据えた業務の見直し時期、意識的にとっていただければと思います。
労災やハラスメントは、企業のイメージを著しく悪くし、大きな損害につながる避けるべきものです。
カスタマーハラスメントへの対策も急がれる昨今、自所のハラスメントや労災対策は最新万全の対策となっているかどうか、定期的に確認・更新して行くことをお勧めしております。
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