どう違う?「パラレルキャリア」と「副業」~多様な働き方への取り組み~
こんにちは!スタッフの桜庭です👧🌸
真夏日(日中の気温30度越えの日)が続き、猛暑日(日中の気温が35度以上)の地域も出ました。
5月から猛暑日が記録されるのは3年ぶりだそうです。
お仕事の方もお休みの方も、水分補給や適度な休息、温度管理や換気に気を付けながら、無理なくお過ごしくださいませ。
さて、本題です。
タイトルに書きました「パラレルキャリア」と「副業」、違いをご存知でしょうか。
■パラレルキャリア
概要:本業を持ちながら第二のキャリアを築くこと
(P・Fドラッガーが提唱)
目的:スキルアップ、自己実現、社会貢献など
■副業
概要:金銭的な報酬を目的に本業とは異なる仕事をすること
目的:金銭的な報酬
中には二つの要素が融合しているというケースもあるかもしれませんね。
パラキャリ・副業のリアルな声
ミドル世代を対象にした転職サイトが行ったアンケート調査から
「パラレルキャリア/副業」を行っている人の割合…34%
★二年前の調査より8%上がっています。
■理由
1位:収入の柱を複数持ち経済的に安定するため 58%
2位:本業では得られない経験やスキルを得るため 38%
■具体的な活動内容
●本業以外の単発の仕事 39%
●本業以外の長期(3か月以上の仕事) 30%
●株式投資 22%
■得られた収入(一年を通して)
●20万円未満 36%
●50~100万円未満 14%
●30~50万円未満、100~200万円未満 11%
■関心の高さは?
パラレルキャリア・副業を行っていない人に関心の度合いを聞く項目では
●興味がある 87%
という高い数値となりました。
また、
●本業以外にも第二の仕事・活動をしたい 68%
という回答からも関心の高さが伺えます。
パラキャリを念頭に資格取得を目指す方も多いのではないでしょうか
では職場としての魅力はどうでしょうか
●パラレルキャリア/副業が許可されている企業は転職先として魅力的 88%
パラキャリや副業が許可されている職場に魅力を感じている方は多いようです。
近年、政府も働き方改革普及促進計画において、副業・兼業について普及促進を図っています。
ですが、依然として副業を禁止している企業も多いといわれています。
確かに、重要な企業情報の漏洩を未然に防ぐため等の事情もあり、部署や役職によっての難しさもあります。
とはいえ、
今回のアンケート調査からみると、働く側の約9割が副業を許可している会社に魅力を感じているという結果と捉えられます。
これは今後の採用活動や質高い人材の確保を考えた場合、無視しがたい結果ではないでしょうか。
より多様な働き方を求められる今、パラキャリや副業に関する柔軟な対応やサポートは、質高い採用活動や人材確保を考えていく際に重要な要素となってきていると言えるでしょう。
中小企業の場合は特に、就労規則自体が曖昧といったケースもあります。
いち早く見直しをすることは、人材流出や労働問題防止にもなります。
長年このやり方だから…
改善に従業員がついてきてくれるかどうか…
職場によって様々なお悩みがあって当然です。
潜在的な問題解決のためにもお早目の対策をお勧めしております。
労務管理もDXで管理側、就労者側のストレスが大幅に軽減されるケースもあります。
就労規則の見直しや改訂、業務改善でお困りの際も、どうぞお気軽にご相談ください。
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