パタハラって何ですか?
こんにちは!
スタッフ桜庭です。
今日は、ハラスメントの話題です。
昨今、様々なハラスメントが周知のものとなってきましたが、種類が多くてわかにくいというお話も伺います。
ハラスメントの種類というよりも、それだけの事情があり、個々の事情をきめ細やかに理解し、フォローし合いましょうよということが基本の考え方かと思いますが、研修や組織としての説明等がないと、線引きや意識改革が難しいというのもまた事実かとも思います。
表題のパタハラとは、パタニティハラスメントのことです。
パタニティハラスメントとは、
父性 を意味する「パタニティ(paternity)」と、 嫌がらせ を意味する「ハラスメント(harassment)」を組み合わせた言葉です。
一般的には、 男性社員が育休を取得するにあたり、職場から嫌がらせを受けること を意味します。
育児に積極的な男性が増えてきているものの、男性の育児休暇取得率を調べるとかなり低く、男性社員の育休取得がなかなか進んでいないのが現状と言われています。
現在大学生、大学院生の男子学生へのアンケートで、「育児休暇を取って積極的に育児に参加したい」と考えている学生が多くいることがわかってきました。
男性の育児休暇の取得のしやすさ、パタニティハラスメントへのしっかりした配慮がないと、採用活動にも影響が出てくることも懸念される結果です。
先日、「パタハラ」訴訟和解というニュースが報道されました。
育児休業からの復帰後、関連会社に出向させられるなど希望外の部署に配置転換されたのは「パタニティーハラスメント」に当たるとして、精神的苦痛への慰謝料などを求めた訴訟について、東京地裁で和解が成立したとのことです。
会社側が育児休業を取得しやすい職場環境の整備に努めることを表明したため、和解に至ったということでした。(具体的な和解内容は非公表)
パタニティハラスメントや、男性の育児休暇取得についての関心は、比較的最近の問題と言われていますが、解決・対処が急がれるテーマと言われます。
あらためて対処を考えた場合、長年の社風・社員の意識改革・規定策定等、多くの取り組みが必要です。
早めに始めるにこしたことはありません。
法律にも関わることですから、悩むようなときはどうぞご相談ください。
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