助成金のお話⑥
パートナー社労士の青山です。
今回は、「業務改善助成金」をご紹介します。
これは、生産性の向上を支援し、会社内で最も低い賃金(事業場内最低賃金)の引上げを図るための制度です。
生産性を向上させるために、機械設備を導入したり、POSシステムなどの設備投資を行い、事業場内最低賃金を一定額以上引上げます。
その設備投資にかかった費用の一部が助成されます。
支給の要件を挙げます。
①賃金の引上げ計画を立てること(就業規則などに規定すること)
②引き上げ後の賃金額を支払う
③機械設備の導入
④解雇、賃金引下げ等の不交付事由がないことなど
設備の導入の例です。
〇お弁当を作るに際し、ベルトコンベアを導入した
〇お客さんの対応効率を上げるため、セミセルフPOSレジを導入した
〇新型食器洗浄機を導入した
かつて業務改善助成金を受給していても、助成対象になります。
「人材育成・教育訓練費」「経営コンサルティング経費」も設備投資に含まれますので、助成対象になります。
「働き方改革推進支援センター」が問い合わせ先になります。
飲食業の事業主様が、食器洗浄機を新たに入れ、賃金を上げて助成を受けようとしたケースがあります。
https://www.mhlw.go.jp/content/11200000/000478044.pdf
あまり知られていない助成金ですが、使いやすい制度ではないでしょうか。
2019年5月13日2:44 PM〔0件のコメント〕
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