助成金のお話④
パートナー社労士の青山です。
今回は、「受動喫煙防止対策助成金」をポイントを押さえてご紹介したいと思います。
喫煙される方には、ますます肩身の狭い世の中になってきました。
ただいま職場の受動喫煙防止対策は、会社が取り組む努力をしなければならない対策の一つとなっています。
具体的に助成の対象となる措置は何かというと、3つあります。
①喫煙室の設置・改修
②屋外喫煙所(閉鎖系)の設置・改修
③換気装置の設置など(宿泊業、飲食業に限ります!)
いずれも、当然ながら一定の基準を満たさなければなりません。
経費の2分の1(飲食業は3分の2)が助成され、上限は100万円です。
この計画に当たっては、技術的及び経済的な観点から妥当なものである必要があり、一定の基準を満たす必要がありますので、注意してください。
そして、助成金は、手続きの流れを押さえておくことがとても大切です。
以下簡単に流れを記します。
①内容の検討
第一に助成金制度を理解してください。厚生労働省も技術的相談のための相談ダイヤルを設けたり、測定機器の無料貸出しを行っています。
②交付申請
③交付決定通知書受領
必ずこの通知書を受領してから、実際の工事に着手してください。
④工事発注・施行・工事費用の支払い
分割払いやリース契約の場合は、助成金を受けられませんので、ご注意ください。
⑤事業実績報告
⑥交付額確定通知書受領
助成金の交付が適当であると認められたことになります。
⑦助成金の請求書提出
振込先の指定口座を提出します。
⑧助成金の受領
助成金受領後どうしたらよいか、また先に記した厚生労働省が実施している支援事業についての情報その他は、下記アドレスを参照にしてください。(平成30年版)
https://www.mhlw.go.jp/content/11200000/000361424.pdf
タバコについてどうしたらよいか、この機会にぜひ考えてみてください。
せっかくある制度を上手に活用していただきたいと考えています。