こんにちは!
スタッフの桜庭です。
今日は古くから日本で使われている二十四節季という暦の第十一番目、「小暑」です。
小暑に入ると梅雨明けももうすぐという感覚だったようです。
また、諸説ありますが、
暑中見舞いもこの日から。
盛夏に出すようなイメージがありますが、本当に暑い盛りには『残暑見舞い』の時期になっていたりします。
確かに今日の蒸し暑さはいつも以上!…に感じました。
こういう日に涼しげなハガキがきたら、嬉しく思うかもしれないなあと思いつつ…、
でも、今はウィズコロナ時代。
ハガキは敬遠されるでしょうか?
直接会えないからこそ重宝されるかもしれないし、ここはなんとも言い難い。
テレワークも推奨され、郵便宅配の配達員さんの大変さが報道される今、
すこしの工夫でデジタルのご挨拶も魅力的になるかも知れません。
時候の挨拶に電子メールは味気ないと言われたりもしますが、
美しい画像付きや、動きのあるgif画像をつけたり、ちょっとした動画を付けると、
そしてお気遣いからハガキをやめて電子メールに気持ちを託したと添えたりすると…、
デジタルツールの強みも活きて、喜ばれるかもしれませんね。
そして今日はもうひとつ、
七夕の節句です。
『たなばた』の語源は、実はご先祖供養の風習のひとつからきているそうですよ。
元々は、7月15日の夜に戻ってくるご先祖に、衣服をご用意する風習があり、新しい生地や衣服を機織りして棚に置いておくという習慣がありました。
棚に機で織った衣服を備えることから『棚機(たなばた)』というようになったそうです。
その後、仏教が伝来し、7月15日は仏教上の行事『盂蘭盆会(うらぼんえ)』となり、棚機は盆の準備をする日ということになって7月7日に繰り上げられました。
これに中国の織女、牽牛の伝説が結びつけられたということです。
歴史の中で様々な要素が出会い、解釈されなおし、新しい風習となっていく様は、それ自体がひとつの反物のようでロマンがありますね。
あいにくの天候で星空は見えなくとも、そっと思いを馳せてみると、一日の感慨も違ったものになるかも知れませんね。